今回は、CADの補正入力をしています長村が私の仕事について紹介をします。

私はファクトリーでCADオーダー入力をして10年になります。

 仕事の内容は、各メーカーからの指図書に基づいて、パターンやサイズのベースから各お客様の補正をコンピュータ入力し、それから表生地の幅に合わせて画面上で型入れし、裁断機(CAM)までのマーカー作成をすることです。

ファイブワン・ファクトリーでは、お客様にゲージ服を試着して頂きピッタリでしたら当然何も補正はしなくてよいのですが、ほとんど方がスーツに体形がぴったり合うという方は珍しいのではないでしょうか。

たとえば肩幅で服を合わせたらウエストが細いから、脇が余るという場合は中胴補正を入れます。

体が反っている場合反身補正を入れるなど、服全体が体型に合うように個人の型紙を作成しているのです。

これからの季節暑さでスーツを着る機会が少なくなられるお客様も多いとは思いますが、大事な場面では清涼感があるスーツが1着あれば便利です。

ウールのトロピカルなら涼しく、裏地と袖裏に薄手のキュプラ素材をお選びになれば吸汗性が高くアイスタッチ効果も御座いますよ!勿論真夏用には、背裏無がお奨めです。

 

IMG_0079@s.JPG

cloth;DRAPERS(ドラッパーズ

 

私事ですが、基本型紙から、お客様のスーツへのこだわりをどこまで実現することが出来るのかが仕事の難しさであり、日々スタッフ同士で切磋琢磨しながらオーダースーツを進化させております。

 

若い方は体型補正よりもデザインの変更(衿巾、釦位置、ポケットの形‥)、雑誌などの服のようにアレンジしてほしいなどの要望が多く、ご年配になって来られますと、体型が変化して来られますので、体型補正箇所が多くなると思います。

何より、ファイブワン・ファクトリーには、お洒落なお客様が多いのが特徴であります。

きっと、ハットをかぶり、革製のカバンに粋な靴を履かれた紳士に違いありません。

今では指図書を見たら、その方のことが頭に浮かんでまいります。

我々ファクトリーのスタッフが、一番残念なのが仕上がったスーツを着たお客様の姿を見ることが出来ないことです。

喜んでもらっているのならたいへん幸せなんことです。

これからも、お客様のために日々頑張ります!

posted by admin at 11:08 | TrackBack(0) |

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