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2019/06/15 Visit the mill DRAGO S. P. A Report

Drago S. p. a. 工場視察レポート

FIVEONE 代表の森俊彦が、世界の有名ミルについて、実際に工場を視察してわかりやすく解説します。
今回は、イタリアのビエラ地方で1985年からスーツ用の高級服地を一貫生産するミルである、DRAGO社の工場を視察致しました。
ミラノから車で北へ約2時間の場所にある、空気・水の綺麗な地域です。

1,800,000m/年の生産を誇る一貫紡

「世界の一流ブランドに生地を納入実績があり、顧客には、コーネリア―二・アルマーニ・クチネリ・ブリオーニ・タリアトーレなどの高級ブランドが名を連ねる」

DRAGO社は、1971年から1985年までは糸を生産していたという事で、原毛から糸にする技術と、品質管理のノウハウを持つ数少ない糸・紡績・加工の一貫生産をするミルです。
イタリアの高級服地を、日本・北米・アメリカ・中国など世界70か国に輸出。
シルクの糸には定評があり、イタリア生地のシルクと言えばDRAGO社の名前が上がるほど業界では有名です。他にも、超細番手のs180WoolやCASHMEREにも定評があります。
日本でも、高級服地として知名度を高めている超細番手スーツは、大人の艶感と、超絶ななめらかさにより他とは違うスーツに仕立て上がることから、その人気は上昇中。
DRAGOのs180WoolのSummer Wallace / Wallaceシリーズの生地バンチは、FIVEONE直営店でも取り扱いを開始いたしますので、是非一度お手に取ってその感触をお確かめください。

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限定となります。

原毛はオーストラリアから90%、ニュージーランドから10%の原毛を輸入して徹底した厳選作業を行う

世界中の工場を視察した経験から、原毛の品質管理においては信頼できる検査体制を整えており、原毛から不良部分を取り除き、糸になる前にも不良部分を取り除きます。

一列に並ぶ検査風景がイタリアっぽい

手間のかかる作業で生産性を高めるオートメーション化を進めるというよりも、優秀な技術者により適切に機械を操作して生産性を高めているという印象です。
工場内は、綺麗で整理整頓が行き届いていて好印象でした。
織機で織りあがった生地の加工・検査でも、品質管理が行き届いており、その作業風が写真にあるようにその仕事の動作もどこかイタリアっぽいことに関心!!!

DORAGOの生地ストックには希少な超細番手の生地が豊富に揃います。

Wallace Super 180’sシリーズは、世界中のテーラーから信頼されており、日々刻々と注文が入るそうです。

イタリアの北部に位置するビエラ地方は、スイスとの国境にも近くアルプス山脈が望める絶景の街としても有名です。休日は、山にハイキングに行くという社員も多いそうです。

オーダースーツの生地ブランドには、生地を自社工場で生産するミルと、生地のデザインと販売を行うマーチャントの2種類ありますが、今回視察したDDRAGOは、ミルの中でもさらにレベルが高い一貫紡で、原毛の仕入れから糸を作るという事業を祖業にしていた会社という事で、糸にこだわり、現在は糸のみでの販売はしないそうです。厳選された原毛から作る高品質の糸は、100%DRAGOの生地になり、一流ブランドや世界中のテーラーに販売されていきます。

FIVEONE店舗では、様々なフェアを開催中。
詳しくは、店舗公式ホームページよりご確認下さい。

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