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匠の技を持つスーツ職人と若手のコラボレーション

皆様・・・

寒い日が続いており、毎朝布団から出るのがつらい毎日ですね。

皆さん風邪を引かないように体も気遣って下さい。

ファイブワン・ファクトリーでは、【スーツ職人養成スクール】を開講致しました。

1年から2年にわたり、スーツ職人を目指す若手を育てる取り組みで、全国でも

ファイブワンでのみ受講可能なカリキュラムです。

これまで、ファイブワンで職人の技術を学んだ人材は、日本の有名ブランド様や

高級百貨店様のみならず、世界で活躍しております。

この1月に開始した、若手の研修会の様子です!

自分も含めてですが、近年で沢山の若手が入ってきております。

先輩方に協力してもらい各専門部門の講師として研修していく計画です。

私たちの職場には服作りに関わる専門知識を持った方がたくさんいます。

会社としても技術の継承は大事なポイントでもあり、知識を吸収したいという若手の要望と、次の世代に受け継ぎたいとの先輩方の気持ちが合い重なって研修会を行うことになりました。

新しく入って来た人にファイブワンのモノ作りの特長や流れを知ってもらい(自分も含めてですが)、一人一人が「1着」を縫い上げられる事を目標として、行っていきます。

全体を知る事で一つ一つの工程の意味を深く理解する事ができ、それぞれが受け持っている仕事の理解度も深まり、それを蓄積し今よりも更に良いスーツをお客様の手元にお届けする事が出来る様に頑張っていきます。

※付属品の勉強会をおこないました!

その中でも服作りの心臓部、毛芯についての説明はファイブワンのモノ作りに直結し興味深い内容でした。

日本のスーツ市場の殆どが「接着仕立て」となっている中、「毛芯仕立て」のできる数少ないファクトリーとしてのこだわりを感じました。

ファイブワンの使う毛芯は作り芯としては最高クラスの材料を使用、肩のところには馬の尻尾から作るバス芯を入れ、前肩縫製の基礎を作っています。毛芯を作る工場さんの段階ですべて水漬けしてから芯を加工してもらいます。のりを落としてない芯と全く風合いも手触りがちがいました。

毛芯jj.JPG

※毛芯の参考写真

また、アパレルの得意先様からもいろいろ教えていただいたことが蓄積し、知識となり良し悪しをファイブワンからも提案し時には改良し、ファイブワンの縫製と相性が合うようにしているとのこと。

また、芯にも重厚なもの、軽く仕立てたものがあり、同じ材料を使っても、工場によって出来上がりがちがうのは、こんなことがあるからだと思いました。

表生地はもちろん、型紙と相まってこの毛芯も服の大事な要素で、そのトータルバランスがあってこその製品だと改めて知ることができました。

 

お問い合わせ先:ファイブワン銀座本店、ファイブワン大阪店、ファイブワン神戸店