こんにちは

シャツ以外のオーダー商品は年内納品分の受注が締めきりとなり、
いよいよ年末という感じがしてまいりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか？

さて、本日11月20日は「ピザの日」であり、
これはイタリア王妃マルゲリータの誕生日に由来します。
王妃として芸術文化の支援や慈善活動に熱意を注ぎ、
庶民から広く敬愛された王妃として時代に名を残しただけでなく、
庶民の食事であるピザを好み、中でも彼女が特に気に入っていたレシピが
彼女の名前のピザになったわけです。
人名由来の食べ物はサンドウィッチやビーフストロガノフなんかは有名ですし、
日本食ですと沢庵やインゲン豆が人名由来ですね。

日常で親しむ物に名前が残るというのは、いじられているような感じがして
気恥ずかしい気もしますが、その道のパイオニアとして認められているわけですから
誇っていいことなのだと思います。

洋服の世界でも依然ブログでもご紹介したカーディガン以外にも、
チェスターフィールドコート、、ブルマー等々沢山の人名由来のものがありますが、
ここ数年流行りのデザインの一つ、「マオカラー」もその一つです。

マオカラーとは、中国の人民服にヒントを得て作られたとされる衿型の一種で、
名前の由来は中国の毛沢東（マオ・ツォートン）の「毛」カラーというわけです。
上下そろいのマオカラースーツは略礼服扱いで着る事もできるようです。
英語圏ではインドの初代首相ジャワハルラール・ネルー（ネール）がよく着ていた
立襟の上着にちなんでネルー（ネール）ジャケットとも呼ぶそうですが、
どちらにせよ洋装でアジア人の名前が残った珍しい例だと思います。

学ランのようにフロントをフックにしたり､ボタン留めにはしない立ち衿であれば
一般的にはマオカラーと呼んでよいようですが、
「スタンドカラーの一種」とする資料もあれば「スタンドカラーの別称」とする資料もあり
明確な定義はよくわかりません。

Tシャツほどゆるくなく、衿付きシャツほどドレッシーでもない雰囲気で、
最近はジャケットというよりはシャツの衿型として人気があります。

明日からは今年最後のシャツフェアが始まりますが、
ここ数年、男性はもちろん女性のお客様からもマオカラーのシャツのご注文が増えています。
マオカラー以外でも、カジュアル用の衿型は沢山ご用意がありますので、
バチっと決まるシャツはもちろん、決めすぎないリラックスしたシャツなど
多用なご注文にお応えできる準備をしてお待ちしております。

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