年々温暖化していく日本の気候の中で快適に着ることが出来るスーツ生地とは何だろうと考えてみると、実用性もあるのがモヘアではないかと思いました。もちろんモヘア100％ではなくウールとの混紡です。その理由は、①汗ばむ季節でも快適なモヘア素材特有のサラッとした肌触り感。②春夏は生地が薄くなるためクリースも取れやすくなりますが、ハリコシある生地感なのでパリッとした質感を保ちやすい。ということが挙げられます。

実際に生地はどのような感じかという

こちらはV.B.CANONICOのWOOL73%&MOHAIR27%生地です。ウエイトは290g/mあります。春夏用としてはしっかり目の生地になるので、秋を含めてシーズン長く着用できるスーツになります。

こちらはTALLIA DI DELFINOで上の写真はWOOL73%MOHAIR27%、下の写真はWOOL88%MOHAIR12%生地です。ウエイトは210～240g/mと非常に軽く、夏に向かう季節にうってつけです。軽い生地ながらもモヘア素材のハリコシある生地感のおかげで、ぺらぺらとした心ものない感じはありません。

両ブランドの生地共にモヘアの割合が多すぎないこともポイントに挙げられます。モヘア素材の生地は独特の光沢感があり、割合が多いとギラギラとした見た目になってしまうからです。昔はよく見かけましたが・・・、近年のビジネススタイルとはマッチしてないのでしょう。

軽い着心地でシワにも強いモヘア混スーツがこの春夏の一推しです。
店頭にて是非ご覧くださいませ。

 

 

 

 

福岡店
店長　吉住

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