ウールとリネン、コットンの見え方の違い
皆様こんにちは。
ファイブワンの中吉です。
東京では桜が開花したようですが
大阪ももうそろそろでしょうか?
なかなか気温も上がりきらず
寒い日も多いですが。。
そんな今日は、
ジャケット生地での
ウール素材とリネン、コットン素材の
見え方の違いをご紹介したいと思います。
よく言われるのは機能性やシワの出来方の違いですが、
見え方も大きく変わることはご存知ですが?
(夏に何故リネンが重宝されるのかと)
夏と言えばホワイトの配色を
コーディネート織り交ぜたくはなりますが、
そこにウール素材はあまり出てきません。
(コットン、リネンが主流ですよね。)
それはなぜかと言いますと
ウールは白くならないんです!
ウールの場合は
いくら脱色、染色しても生成りっぽくなるんです。
正直、夏はウール素材のほうが
強度があり、シワにもなりにくく涼しいと思います。
ただ、見え方として清涼感があるのは
限りなく白に近い、リネンやコットンに軍配が
上がると思います。
それが下の写真です。
これはコットンリネンの混紡です。
そして、これがウール100%の生地です。
もちろん柄の差はありますが、
どちらもホワイト×ブルーを掛け合わせた生地です。
なぜか圧倒的にコットンリネン素材のほうが
涼しそうに見えませんか?
結局のところ、何が言いたいかと言いますと
ビジネスジャケットでも
是非リネン、コットンをご活用頂きたいと
思っています。
よくシワがカジュアルに見えてしまい
ビジネスだと適さないんじゃないか?と、言われますが
お堅い場面でなければ、上部の写真のように
仕立がしっかりしていれば、十分ご活用頂けると思います。
爽やかに見える生地を着用していると
気分も晴れやかになるので大変おススメです!
季節の旬な食材を食べるように
ジャケットでも、季節によって
旬な素材を意識されると良いと思います。