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【SS新入荷生地】DRAPERS ライトパナマ

こんにちは

本日より三月。
「三月」はたくさん異名がございまして、
雛月、弥生、花月、季春、建辰月、桜月、桃月、花見月、夢見月、
蚕月、宿月、早花咲月(さはなさきつき)、晩春(くれのはる)、
春惜月(はるをしみつき)…まだあるかもしれません。
こういう日本語は今はほとんど使いませんが、大変美しいと思います。
もともと西洋の服であるスーツの仕立て屋をする以上、
海外の文化や歴史はしっかりと学ばねばならないと思っておりますが、
同時に日本で仕立て屋をするからにはこういった日本人の美意識、
感性を大事にしていきたいと思う今日この頃でございます。

 
さて本日は、今シーズン入荷してきた生地のなかからおススメの生地のご紹介です。

本日ご紹介するのはイタリア、ドラッパーズのライトパナマでございます。

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DRAPERS LIGHT PANAMA

2Piece SUITS  147,000+(tax)

3Piece SUITS  174,000+(tax)

JACKET    104,000+(tax)

ドラッパーズの生地の魅力はゼニア、ロロピアーナのような
繊細さを極めるような質感でなく、
軽快さを備えつつも、ハリコシがあって「仕立て栄え」を意識した
生地であるということかと思います。
イタリアの職人(サルト)の間では「スーツ・ジャケットのお洒落なマテリアルを選ぶなら
ビンテージのファブリックか、さもなくばドラッパーズのバンチから選べ」と言われるほど
非常に高い評価を受けております。

上品で軽快な素晴らしい生地をデザインする力がありながら
それだけに甘えず、職人とモノづくりを大事にする
こだわりが伝わってくるのがドラッパーズの生地なのです。
私自身大好きなブランドなのですが、見た目だけでなくこういう
ストイックな姿勢が私の中の「日本人の心」に響いているのかも知れません。

今回ご紹介するのは、そんなドラッパーズの生地の中でも
ポカポカ気持ちのいい春の陽気に合いそうな、
爽やかな平織りのコレクションです。
drapers20190301-4

全体的にややスモーキーな雰囲気で柄物も美しいのですが、
特におすすめなのがこちらの無地のシリーズです。
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これまではコットン系の素材でしか見なかったような大変鮮やかな色味ですが、
ウール100%で織られております。
アイロンによる成型がしやすいウールでこの配色を出してくるというところが
まさに仕立て屋に信頼されるドラッパーズの仕事という感じが致します。
drapers20190301-1この色味はコットンっぽいけどウールという新感覚の素材は
多様なあわせ方が考えられるのですが、
例えばこんな配色は如何でしょうか。
爽やかでもほんのりベージュで白すぎない生地のパンツと
大人な印象のブラウンジャケット。
きっと上品で素敵な仕上がりになりますよ。

※ちなみに私の写真の技術ではこの二色の色味の美しさ上手く取れませんでしたが、
現物はもっと素敵な色味でございます…。

 
まだ春物を仕立てるには早いという方もおられるかもしてませんが、
仕立てに1ヶ月強ほどの時間を頂くことを考えると、
今がまさに絶好のタイミングかと思います。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。

ファイブワン大阪本店 中村

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