暑くても華やかに
こんにちは
ファイブワン直営店では、今月はタキシードのフェアを開催しております。
詳しいフェアの内容はこちら
普段はなかなか着る機会のないタキシード。
細かい着方のルールもあってややこしい所もありますが、
着用されるシーンやルールを考えしっかりとご案内いたしますので、
安心してまずはお店までご相談にいらして下さいね。
さて、そんなややこしいルールのひとつに、
「タキシードを着る際はベストを着るかカマーバンドをつける」というのがあります。
昔からヨーロッパの貴族にはスーツを着用する上では シャツは下着という考えが根本にあり、
下着であるシャツがあまり見え過ぎるのは恥ずかしいとされておりました。
今ではヨーロッパでも暑い日にジャケットを脱いでいる人もいるとはいえ、
さすがにフォーマルの衣装となると着崩すべきではありませんので、
是非気にとめておいてください。
※男子の正装はベルトを見せてはいけないので、ベルトを隠すためという説もあります。
最近ではビジネススーツでスリーピースを着る人もおられますので、
ベストを見たことがある人も多いかと思いますが、
「カマーバンド」に関してはピンとこない人も多いかもしれません。
そこで今日は、普段はほとんど身に着けない、カマーバンドのお話です。
まず、この腹巻風のアイテムがカマーバンドです。
Cummerbund ¥6000+tax
起源はイギリスの植民地時代のインドにあるとされ、駐留中していたイギリス人の将校達が、
年間を通して蒸し暑いインドの気候に耐えられず、
ベストを脱ぐかわりにインド人が使用していた幅の広い帯を
巻くようになったところからきているそうです。
「カマー」とは、当時の現地の言葉で「腰」を意味します。
ちなみに今では主にカジュアルウェアとして履かれるバミューダショーツも、
植民地バミューダ諸島の暑さに耐えかねたイギリス人によって生み出されたものです。
どちらのケースも暑く感じる一番の原因であろう「ジャケットを脱ぐ」という選択が
全くないのが面白いですし、彼らにとってスタイルと精神がいかに密接だったかを感じさせられますね。
カマーバンドは背中が無い分ベストより動きやすく
脚が長く見えてダンスをしているときにもカッコイイということで、
社交界でも重宝され一気に広まり、現在では正式は礼服となりました。
付けてみるとこんな感じです。
色のバリエーションもありますので、拝絹の色とあわせて統一感を出すこともできます。
ベストは一緒に作っておくと後からも他のスーツとあわせて使うことが出来ますし、
カマーバンドは涼しいのでリゾートウエディングにも着やすく、ベストと比べれば安価です。
どちらも良い点があり、どちらが正解というものでもないので、
じっくりとご自身のスタイルに合うほうを選びましょう。
もちろん悩んでしまうという方にはスタッフからもしっかりとご提案させて頂きます。
ご来店、お待ちしております。
ファイブワン大阪本店 中村
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