春夏のスーツスタイルに外せないのがベージュスーツです。夏の陽射しに映え、一般的なビジネススーツとは一線を画すスーツとなります。よく映画の中で暑い陽射しのもと街中というよりもリゾートや砂漠の広がる場所でリネン素材であろうスーツの着用シーンが思い浮かぶのではないでしょうか。ベージュはその人柄を優しく見せることができ、何といっても暑苦しく見えません。ネイビーやチャコールなど濃い色ほど夏には重苦しく、暑苦しく見えてしまします。着てる方からすると体感はさほど変わらないかもしれないのに、周りの方の色による見た目の違いは不思議です。

そんな暑い季節に向いたベージュスーツを昨年ご購入いただいたお客様のコーディネートをご紹介いたします。

少し白っぽく薄いベージュになります。時計のベルトや靴の鮮やかな発色をアクセントに、インナーは落ち着いた色合いでまとめています。こちらのお客様は様々な色を着用されるのですが、やはり濃いめの色のスーツの時よりも、人柄が優しくゆとりある大人といった印象が強くなります。それにどこか涼し気にも見えます。
オフスタイルがメインということでしたら、シャツにネクタイというよりもポロシャツ等を合わせてリラックスしたスタイルでこのようにご着用されれみてはいかがでしょうか。

ひとくちにベージュと言っても薄いものから濃いもの、黄色味が強いものなど色味は様々です。きっとスーツにすると格好いいだろうと思うベージュ生地をいくつかピックアップしてみました。

■LASSIERE MILLS
わずか5％の混紡率なのでモヘア特有の硬さが控えめな質感が特徴です。こちらは黄色味が少ない生地ですのでとても合わせやすいと思います。

■V.B.CANONICO
オールシーズン生地ですので年間を通してご着用されたい方にお勧めです。

■SPENCE BRYSON
リネンスーツの定番生地です。ウールとはまた違う発色や質感を楽しむことができます。

■HOLLAND & SHERRY
ストレッチの効いた春夏生地です。

ビジネスでベージュスーツを着用することは少ないかと思いますが、これから季節を色や素材感で楽しむスールスタイルにはとてもいい色です。ご参考になりましたら幸いです。是非店頭にてご覧くださいませ。

福岡店
吉住