フェアも残り半分です。
こんにちは
大阪は久しぶりの大雨です。
加えて土日はかなり寒くなるようですので、体調管理にはお気をつけください。
さて、毎シーズン恒例、オーダーシャツも残り期間が半分ほどとなってきました。
もう1ヶ月もするとクールビズがスタートしますので、
オーダーの場合はそろそろ準備をされているほうがよいかと思います。
新しいシャツの生地もだいぶ入荷してきておりますので、
在庫が切れてしまう前に見にいらしてくださいね。
私は、こういうフェアがあるたびに、シャツの新しい提案や
「そもそもシャツとはどうあるべきなのか」等とあれこれ考えてしまうのですが、
そんな時に私に考えるきっかけをくれるのは書籍、特に30年以上前の本だと思います。
平成になる前の本には「わかりやすく、初心者でも入りやすい」なんてさほど意識されず、
とにかく書き手が伝えたいことを前面に出してわかる人がわかればいいというような
とんがった本が沢山あります。
読んだ結果全然面白くなかったり偏った意見でしかないことも多々あるのですが、
今ではわかり得ない昔の空気感や今では当たり前になってしまったことについて
試行錯誤する過程について知り、常識を疑うヒントをもらえます。
トレンド等最新の流れはもちろん大事ですが、加えて昔のことを知ることが、
不変的なカッコよさを考えるのに大事だと私は思います。
ちなみに最近題名が気になって買ってしまった本がこちらです。
題名を見る限り、コットンが広まるまでの生活、コットンによって何がもたらされたか、
もはや忘れられたコットンという素材の価値等、
多様な知見が得られそうではありませんか。
ちなみに発行は昭和15年です。
当然漢字は旧字体で文章も今とは違っていますのでかなり読みづらいのですが、
こういう本は自分のなかでシャツに対する想いが強い時に読まないと
読めない気がして購入致しました。
この本を読み終えたとき、新たなシャツの世界が広がってくるのか、
はたまたそんなこともないのか…今から読み進めるのが楽しみです。
大いに脱線してしまいましたので、ここからは今シーズン一部おススメの生地もご紹介致します。
昨年好評だったシャツ用ウールのレダ・アクティブシリーズが今回も
入荷しております。
前回は見た目はシャツに寄せているような色味が多かったですが、
今回はスーツ生地のような雰囲気のものが多いです。
涼しくて仕上がりが面白い素材ですので、カジュアル用としてもご一考下さい。
続いてはこちらのコットンリネンの生地です。
ハードマンズリネンはリーズナブルかつしっかりした生地ですし、
程よい柄は透け防止にもなってクールビズ用として重宝してくれるはずです。
本当はまだまだお見せしたい生地があるのですが、
あとはご来店頂いてからのお楽しみに。