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シャツを買うなら

こんにちは

 

3月に入り大阪は少しずつ暖かくなってまいりました。
5月くらいまでは、いろんなお洋服が着られて服が
お好きな方たちには楽しいシーズンになってきますね。
これで花粉地獄でなければ最高なのですが…。
日中ならもうコートはいらないどころか、
昨日今日に関してはシャツスタイルの方も何名かお見掛けいたしました。
春はもうすぐそこまで来ているようです。
夏が来る前の今のうちに、今シーズンのシャツは
どう着ようか考えておきましょう。

 

シャツは消耗品だし…と侮ってはいけません。
ジャケットを脱いだり着たりが多くなるこれからの季節こそ、
注意しておかないと意外と見られているものです。
どんどん暑くなる夏場にあまりブカブカのシャツでは
清潔感も何もあったものではありません。
※もちろんタイトならそれだけでいいわけでもありません。

さらに言えば、スーツのオーダーはどうしても
予算的に手が出ないという方でも、
オーダーシャツを是非ご一考頂ければと思います。
フィットしたシャツを着て頂ければ同じスーツでも
グッと見栄えも変わってきます。

 

特に、日本には仕立て屋泣かせの「クールビズ」があります。
シャツとスラックスで、上手に自分が何者か表現するというのは
なかなか難しいものです。
ただ難しい分奥は深く、
ちょっとこだわるだけで色々な演出ができるという面白さも
シャツは秘めています。

 

そもそもシャツは昔から下着でありながら人目に触れるという
特殊なポジションを与えられた服でした。
着心地も見た目も時代の中で変化を経て今日の姿になってきました。
少しだけ、シャツのこれまでを振り返ってみましょう。

 

16世紀~19世紀の初めくらいの貴族階級の男性のシャツと言えば、
今では乙女のイメージが強いフリルやリボンがたくさんついていました。
大の男達がフリフリのシャツを着ていて、髭面で片耳ピアスなんて
あけていたりしますから、なかなかインパクトがありますね。

もちろん男色が流行っていたわけではなく、
あくまで男性のお洒落としてフリル付きのシャツを着ていました。
手入れが大変そうな服を着ていればそれだけで
家柄のアピールになったというのも要因ですが、
フリル(frill)とは、猛禽類が襟毛を逆立てる様子(frill)を
イメージしてつくられたなんて説もあり、
あのふわふわはもともと男らしさの象徴でした。

 

19世紀中頃、フリルが「余計な装飾」と
みなされるようになってからは、
プロテスタントの「禁欲的」「穢れの無い」というイメージと
白シャツが結びつき、ほとんど強迫観念的に
真っ白のシャツを求めるようになりました。
英国では体は洗えなくてもシミの無い白いシャツを着られれば、
それでOKという時代もあったようです。

同じく禁欲的な印象の真っ黒のスーツに、
対照的に糊のパリっときいた
白いシャツというシンプルなスタイルがトレンドになり、
貴族だけでなく庶民もこれを真似ました。
シンプル故に誤魔化しがきかない着こなしは、
逆に庶民と貴族階級の違いを明らかにしたようですが、
質の差はあれど庶民も貴族も同じような服を
着るきっかけの一つになりました。

 

この後の合成染料の発明や英国王室のファッションも
大きな紳士服の転機ですが、
シャツのムーブメントとして有名なのは1967年頃の、
ピーコック革命という米国から始まったファッションプロモーションです。
クジャクのように男も強いストライプやカラフルなシャツを着て
お洒落しよう!というメッセージは様々なデザインを生み、
現在のスタイルに大きく影響を与えています。

ここまでをごく簡単に追いかけると
何でもあり→白シャツでシンプルに→派手でもOK
という流れかを通ってきたわけです。

色々な歴史を経て、多様な表情を手に入れたシャツは、
サイズをただ合わせるだけでなくちょっと細かい所を気にするだけで
きっと貴方の個性を引き立たせるアイテムになってくれます。
これから春先に向けて衣替えの時期、
シャツの買い替えのご相談はぜひ
お近くのファイブワンまでお越しください。

大阪店 中村

 

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