この柄、何に見えますか?
こんにちは
秋冬の新バンチがどんどん入荷してきております。
生地屋さん曰く、今シーズンは世界的な英国調ブームの影響で
チェック柄をどこも推しているとのことです。
チェック柄はよほど定番でない限り毎年デザインがや色味が変わってしまうので、
好みの生地に出会ったら運命だと思って見逃さないようにしてくださいね。
そんなチェック柄推しの影響か、今シーズンは例年より
千鳥格子のバリエーションが多いような気がします。
グレーの濃い、薄いくらいしかしかバリエーションがない時もあるので、
狙っていた方は今年がチャンスです。
千鳥格子は生地だけでみると少し派手に感じる方もおられるかもしれませんが、
いざ着てみるとクラシックな柄だけあって意外と悪目立ちしせず洒落っ気がでます。
カジュアルなアイテムとも合わせやすく、ネイビーのジャケット以外で
世代的にもシーン的にも汎用性の広い柄と言えばこの千鳥格子をおススメしたいです。
もともとスコットランド、ローランド地方の伝統的な柄で200年前には
既に存在していたようです。
日本でも、千利休が好んで茶道具などに取り入れたようで、
茶道の世界では『千鳥格子』のことを『利休間道』(りきゅうかんとう)と呼ぶそうです。
日本ではたくさんの鳥がが連なって飛んでいるように見えるので千鳥格子という呼び方が一般的ですが、
英国ではハウンド・トゥース(hound tooth:猟犬の牙)、
イタリアやフランスではピエ・ド・プール(pied-de-poule:雌鶏の足)とよび、
大きめの柄の場合はPied-de-coq(ピエ・ド・コック:雄鶏の足)と表現するようです。
同じ柄でも随分イメージが変わります。
日本では満月をみてウサギの餅つきをイメージしましたが、
カナダでは「バケツを運ぶ女性」南ヨーロッパでは「かに」だったりするようなので、
文化による感覚、感性の違いはおもしろいですね。
個人的には3ピースで仕立てて、ジャケットと少しキレイなデニムであわせたり、
ジャケパンのパンツに持ってきて少しだけ気分を変えたりと、お洒落を楽しんで頂けたらと思います。
クラシックなのにちょっと遊び心があり、大人の余裕を感じさせる千鳥格子、
是非一度お試しください。
ファイブワン大阪本店 中村
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