生地が薄くなる春夏にどうしても避けられないのが「皴になりやすさ」ではないでしょうか。秋冬物の目の詰まった綾織りに比べ、春夏は通気性を備えた平織のため、どうしても生地のハリコシの面では秋冬物に劣ってしまいます。春夏で皴になりにくい生地と言えばフレスコですが、商品によってはウェイトが300g/m~450g/mほどあり、生地の厚みや重さを考慮する必要があります。

そこで今回ご紹介する生地はHOLLAND&SHERRYの『SUMMER IN THE CITY』です。

何といっても特徴的なのが、HOLLAND&SHERRYが独自に開発したTECLANA素材を使用し、圧倒的な皴になりにくさを実現していることです。TECLANAとは極細のマイクロファイバー繊維で、一般的な化繊であるポリエステルと比べ物にならないほどサラッとした手触りも実現しています。生地は230g/mの綾織となっているため、通気性の面で平織の生地に劣るものの、ジメジメとした梅雨から夏を除く春秋シーズンにはちょうど良い生地感です。

福岡店
店長　吉住

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