こんにちは

やっと寒さのピークを越えて、
これからは三寒四温の春を感じさせる陽気になってくるようです。
春先からの装いを仕込むなら今時期がベストかと思います。
入荷が遅れていた生地もやっとそろってきましたので、
お忘れの方は今のうちにお近くのファイブワンまで。

さて、本日は現在好評を頂いているジャケット＆パンツフェアに合わせて
生地のご紹介を致します。

いつもは老舗ブランドばかりご紹介してしまいますので、
本日は生地メーカーとして若い1972年に創設のブランド、
BONOTTO（ボノット）の生地をご紹介致します。

BONOTTO（ボノット）は北東イタリアのモルヴェーナのブランドです。
モルヴェーナというとデニムとカジュアルファッションでおなじみ
ディーゼルの本社がある街ですね。

BONOTTO（ボノット）はこれまた言わずとしれたゼニアグループの会社で、
時代感を押さえた提案に定評があり
パリの生地展でも大きな注目を集めているようです。

そんなBONOTTO（ボノット）の打ち出す生地の中でも
今回おススメさせて頂くのは、サスティナブルを意識した
変わり種のコットン生地です。

まずはこちら。
オーガニックコットンを使用した”GOTS COTTON”です。
GOTS（ゴッツ）とはGlobal Organic Textile Standardのことでございます。
本来厳しい基準に従って有機栽培されるはずの
オーガニックコットンの綿花ですが、実は農薬や合成肥料の成分を見るだけでは
コンベンショナル･コットン（通常の綿）と比較が難しいという問題があります。
GOTSはそのコットンが正しくオーガニックな農法で栽培されたかどうかを
確認するため、栽培方法や加工方法等についてオーガニックテキスタイル世界基準に
照らして細かい認証を受けているということなのです。

このGOTS COTTONは上質なオーガニックコットンを
サテン組織で織り上げトロみ強めに仕上がっております。

続いてはこちら。
サスティナブル繊維であるユーカリ原料のリヨセルとコットンを組み合わせた
珍しい物性の生地です。
リヨセルは化学繊維でありながら土に埋めておけば微生物に分解されて
土に戻るエコ素材で、化学繊維ながら吸湿性が高く濡れた時でも
強度がほぼ変わらないなど面白い特性を持っています。

どちらの生地もエコ云々を考えなくても発色が素晴らしいです。
ありそうでなかったスモーキーで繊細な色味を見事に押さえております。
ただサスティナブルということで奇をてらって終わりでなく、
しっかり良い物に仕上げているのは流石といったところでしょうか。
色味が良いだけでなくストレッチ性も持っておりますので
カジュアルなパンツに一度お試し頂きたいクオリティです。

銀座本店、大阪本店で開催中のジャケット＆パンツフェアは3月11日までの開催です。
残りは2週間となり、フェアの後半は特に予約が集中しがちですのでご予約はお早めに。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

ファイブワン大阪本店　中村