【AW新入荷生地】カチョッポリ Jackets
こんにちは
今週からすっかり涼しくなり、秋めいて参りました。
なかなか天気の悪い一週間になってきましたが、オーダースーツが楽しい時期がきますね。
というわけで本日は、今シーズン入荷した生地の中より、
おススメのコレクションをご紹介致します。
本日ご紹介したいのは、南イタリアの老舗マーチャント、
カチョッポリの「Jackets」でございます。
中を見てみますと、ほとんどのページにジャケット生地に合わせて
履いてほしいパンツの生地が一緒に載っており、
ナポリ流のお洒落を学ぶことが出来る作りになっております。
普段からジャケットを着たいけどどんな合わせ方をしたらいいかわからない…なんて
人はみているだけでも楽しいですよ。
基本的に自社で生地を作らず、企画と取り扱いが本業になるマーチャントにとって、
色合いや生地感に対するセンスは最も大事な要素です。
テーラーやその顧客の方は彼らの「目」を信頼して生地を買うことになるからです。
そして、これが自分達のセンスだと堂々とアピールできる圧倒的な自信が
このコレクションからは感じられます。
「色の魔術師」とも呼ばれるカチョッポリの生地の色味は大変美しくまさに圧巻ですよ。
普段使いでジャケットを着る際、せっかくお洒落をするのだからと
「隙のない着こなし」や「完璧な装い」を意識し過ぎるあまり、
硬くなりすぎてリラックスした雰囲気がでなくなってしまうのはよろしくありません。
ナポリには、Sprezzatura (スプレッツァトゥーラ)という言葉があります。
理想的な宮廷人を表現するイタリア語で、
「技巧を隠し自分がしていることをあたかも労せずに無意識にできたかのように見せる、
ある種の無造作さ」というややこしい定義があるようが、
もっとマイルドに「力の抜けたお洒落、エレガンス」というような
ニュアンスで使われるそうです。
ダンディズムの開祖、「ボウ・ブランメル」も過剰にキメ過ぎた服装を嫌いましたが、
スプレッツァトゥーラはそれとも微妙に異なる、ほどよいリラックス感をまとっています。
スプレッツァトゥーラの感覚は、このコレクションからもどことなく感じられ、
色の合わせ方だけでなく素材にもコットンや麻を入れるなど
カチッとさせ過ぎない工夫が見えてきます。
普通に見えるのに、なんかお洒落。
年相応に見えつつも気張り過ぎていない。
これってめちゃくちゃカッコイイですよね。
カチョッポリのジャケット生地とファイブワンの縫製が
合わされば、素晴らしい仕上がりになること間違い無しです。
流行り廃りに影響されない、長く着られて身体的にの精神的にも気楽に着られるのに
大抵どんなシーンでも着られる、そんな人生に寄り添うようなジャケットを仕立て下さい。
ちなみにこちらは同コレクションのカラードネップのシリーズです。
こういうカラードネップの生地を織れる工場は本当に少なくなってきてますので、
興味のある方はなくなる前に見にいらして下さいね。
本日ご紹介した以外にも、面白い生地が沢山ございます。
ご興味を持たれた方は是非お近くのファイブワンまで。
皆様のご来店心よりお待ちしております。
ファイブワン大阪本店 中村
06-6136-6169 ファイブワン大阪本店
092-406-3235 ファイブワン福岡店
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