【22SS新入荷バンチ紹介】 DRAPERS 「SAPPHIRE」|FIVEONE大阪本店
こんにちは
本日は1月28日。「セレンディピティの日」です。
セレンディピティ(serendipity)とは素敵な偶然に出会ったり、
予想外のものを発見すること、あるいはふとした偶然をきっかけに
幸運をつかみ取ることなんかを指す言葉です。
イギリスの政治家にして小説家であるホレス・ウォルポールが
1754年の今日初めて使ったとされる造語だそうです。
「セレンディピティ」は彼が子供のときに読んだ
『セレンディップの3人の王子 (The Three Princes of Serendip)』という
童話に由来する言葉で、物語の中で王子たちは旅の途中いつも
意外な出来事と遭遇し、彼らの聡明さによって、彼らがもともと
探していなかった何かを発見する…というような内容から来ているようです。
そんなわけで本日は入荷したばかりの生地のご紹介を通して、
このブログをお読み頂いた貴方にもちょっとした
「セレンディピティ」を感じて頂ければと思う次第でございます。
本日ご紹介するのはイタリアの老舗マーチャント、
ドラッパーズの「サファイア(SAPPHIRE)」です。
全51マークの内約半数の28マークは目付210gという大変ライトな
シルクウール生地です。
ここまでライトな生地はドライで少しパサッとした仕上がりになりがちですが、
サファイアの生地はしっとりと高級感のある艶があり、
柄が王道なこともあって大変上品な雰囲気に仕上がっております。
残りの23マークも同じくシルクウールですが目付250gと
もう少し合い物よりの生地になっております。
加えて表(経糸)と裏(緯糸)で異なる色で織り上げ、
いわゆる「ソラーロ」のように見る角度によって色の変化をもたらします。
バンチの名前となっている「サファイア」とはそれだけですと
青い色がイメージされますが、実はこの石は当たる光によって色が絶妙に変化し
その変化こそが時代を問わず人類を魅了してきました。
ウールとシルクの混紡、加えて表(経糸)と裏(糸)の変化は
まさにサファイアのように陽光の中で多様な表情を見せ、
高貴でありながら独特の色気を放ってくれます。
こういった変化への意識は、
スーツはただ着て終わりというものでなく動的なものであるということ、
つまり立ち姿だけでなく動いている姿も美しくなければならないという
ドラッパーズの哲学を感じさせます。
DRAPERS 史上初ウール・シルクに特化したこちらのコレクションが
気になったという方は是非お近くのファイブワンまで。
新しい生地が少しずつ増えつつ新春フェアの生地もある今の時期が
遊びに来るには大変ちょうどよい時期かと思います。
皆様のご来店心よりお待ちしております。
ファイブワン大阪本店 中村
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