再会|FIVEONE大阪本店
こんにちは
今週の頭、10年ほど愛用していた愛用のカバンが壊れてしまいました。
持ちて部分がブチっととれてしまったのです。
すぐに修理に出しましたが仕上がるまでに3か月ほどかかると言われ、大変へこみました。
とは言え、修理できるというのは不幸中の幸いと思うことにして、
この3ヵ月を乗り切るのにちょうどよい、見栄えとビジュアルと機能性のバランスに優れた
コスパのよい鞄を探すことにしました。
あまりにこれまで使っていたカバンが気に入り過ぎていて
最近の鞄事情をろくに調べていなかったことを反省しつつ、
いい機会をもらったと思い勉強しつつ、修理に出した鞄との再会を想望する毎日でございます。
日本の修理という技術は本当に素晴らしいもので、
スーツの修理の中でもとくにお客様に驚かれる修理が「かけつぎ」です。
このジャケット、白い糸の通っている部分のすぐ下に穴が開いていたのですがわかりますか?
こちらもおなじくかけつぎ後のジャケット。相当目を凝らさないとわからないレベルで修復できています。
相応にお値段のする修理ですが、私のように「気に入ったものはとことん使い続けたい族」の方は
もしスーツに穴が開いても捨てる前に一度ご相談下さいね。
そんなわけで本日は、今シーズン入荷した生地の中から「再会」を感じた生地を2着ご紹介します。
1着目はVBCことカノニコのカバートクロスの新色です。
この生地、私が2年前に仕立てたカチョッポリのカバートとそっくりなのです。
※向かって左がカノニコ、右がカチョッポリです。
目付も完全一致の440g/mです。
ホワイト系ながら肉厚で冬でもはけて、それでいて上品なのに強度もあって最高やないかと思いつつも
パンツ単品としてはなかなかの値段に震えながら仕立てたのですが、
カノニコカバートならなんとほぼ半値で仕立てられます。
もう少し待てば…と悔しい気持ちもなくはないですが、本当に気に入っているパンツなので
興味を持って頂いた方にはお求めやすくなったこのタイミングで
ぜひお試し頂きたいという思いが強いです。
過去の私のブログを見てお問合せを頂いた方もおられましたので、
まだもしこのパンツへの思いが消えていなければ今こそ買い時ですよ。
続いてはハリソンズのフランネルのご紹介です。
数年前にフォックスブラザーズがクラシックフランネルのバンチブックを刷新して以来
なかなか見かけなかった500g超のフランネルが今回のハリソンズの
フランネルコレクションは入っております。
当時フォックスブラザーズのクラシックフランネルに入っていた生地は560g/mで
今回ハリソンズのフランネルは540g/mですので正確には微妙に軽くはなってしまいましたが、
相当重厚なスーツを仕立てることができることにはかわりません。
色のバリエーションに関しては当時のフォックスブラザーズより多いくらいですので、
あの時買い逃してしまったという方はぜひこの機会にお仕立て下さい。
本日はいつもと違って個人的なテーマで生地をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
気になった方はぜひ店舗に遊びにいらしてくださいね。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
ファイブワン大阪本店 中村
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06-6136-6169 ファイブワン大阪本店
092-406-3235 ファイブワン福岡店

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