英国の正統を物語る ― HARRISONS FLANNEL|FIVEONE福岡店
深紅の表紙に刻まれた「HARRISONS」の名は、単なるブランドを超え、英国服地の歴史そのものを象徴しています。
1863年、エディンバラにて創業したこの老舗は、産業革命期から続く英国毛織物産業の伝統を受け継ぎ、サヴィル・ロウをはじめ世界中の名門テーラーに選ばれてきました。
今回の HARRISONS FLANNEL は、一冊の中に 三つの異なるクオリティ を収めた格別のコレクション。
フランネルという生地が歩んできた歴史と進化を、一度に体感できる貴重な存在です。

英国が育んだ三つの表情
• Worsted Flannel(梳毛フランネル)
ヴィクトリア朝時代から紳士の正装に用いられてきた、端正で滑らかな質感。現代のビジネスシーンにも映える普遍の品格。
• Woollen Flannel(紡毛フランネル)
19世紀末、英国のスポーツウェアやカントリースタイルの隆盛とともに発展。温もりと伝統を纏い、最も英国的と称される表情。
• Heavyweight Flannel
サヴィル・ロウの名だたるテーラーが冬の定番として用いてきたヘビーウェイト。540gの重厚さは、仕立て映えと永続的な美しさを約束します。
サヴィル・ロウが認めた生地
ロンドンのサヴィル・ロウに集う名門テーラーたちは、顧客の人生を共に歩む一着を仕立てるために、常に最良の服地を求めてきました。
その歴史の中で「HARRISONS」は欠かすことのできない存在であり続けています。
フランネルは、単なる冬の素材ではありません。
英国紳士のドレスコードを支え、時代を超えて愛されてきた「格式の象徴」でもあるのです。
このバンチに触れることは、150年を超える英国の服飾史を手に取ることに他なりません。
秋冬の装いにクラシックの真髄を求める方にこそ、ぜひご覧いただきたいコレクションです。
福岡店
吉住