ピッティウォモ　レポート。

イタリアのフッィレツェで開催される、メンズファッションの展示会「ピッティウォモ」の世界観を、世界から参加するバイヤーやブランド関係者のコーディネートを楽しんでください。

毎年1月・6月に開催されるので、FIVEONEの目線で、ご紹介いたします。

スコフィールド＆スミス視察

イギリスの伝統的な服地製造卸を行う老舗の新しい歩みを取材しました

今回のPITTI、冬コーディネートの定番として存在感をましているアイテムの一つが「ダブルチェスターコートとポロコート」です。

先シーズンの目新しさは無く、男女に関係なくコートを肩に掛けるスタイルは、PIITIの風物詩ともいえる光景になり、日本人のコートの肩掛けスタイルもサマになってますね、(笑)

写真右　ファイブワン副代表のABE-K氏

ビスポークに再び注目のPITTI93　ワンランク上の仕事が脚光を浴びる時代に

「ビスポーク」は別格の仕立てを意味する用語であり
その品質は最高のものを追求しなければならず
手裁断と手間暇かけた縫製と手アイロンで仕上げられるオーダースーツが真のビスポークスーツとされる

FIVEONE/ファイブワン・ファクトリーの歴史の中でモノづくりの原点が「ビスポーク」であり 今の時代に希少となりつつある技術を後世に継承している

今再び注目されている「ビスポーク」は高価な嗜好品ではなく
コストパフォーマンスに優れたハイブリッドな商品として注目され始めている
FIVEONE/ファイブワン・ファクトリー製のオーダースーツは70000円税別～という価格で購入できる
パターンオーダースーツの中でもより選択肢を広げ一流のフィッティングをするブランドを目指します。

お客様の目利き力をサポートするのも「ビスポーク」であり
PITTI流の着こなしもある意味で「ビスポーク」のひとつではないでしょうか

写真は、FIVEONE SHIZUOKA亀山店長のコーディネート、一足お先に2018SSです。

DOUMEUIL AMDEUS365 ネイビーストライプのスリーピース

シンプルで控えめなネイビーストライプのスーツにアクセントにダブルブレステッドのベストを合わせ
シャツはサックスブルーのブロード生地
レジメンタイでスポーティなコーディネートに仕上げました

Earth Wind&five　Woolの機能性素材を使用したネイビージャケット

今年の流行はタイト過ぎないスタイル
ネイビーと白のコンビシューズが遊び心を感じさせるスポーティな着こなし

Melsorea Linen100%のベージュジャケットは流行のないクラシックスタイル

麻の生地感がカジュアルでありながらドレスアップを引き立てます
1着は欲しいヘビーウェイトのLinen１００％生地のジャケットです

フィレンツェの観光名所ポンテヴェキオ橋の夜景

フィレンツェ旧市街を裏から見てみたら
橋の上に建造された石造りの建物はディズニーシーでも有名ですが
ここからしか見えない景色
灯りがアルノ川に映り幻想的な光景が一面に広がっています

世界中からメンズファッション愛好家が集うPITTI会場は
このような旧市街の遺産が多く残る地域にあり
イタリアの歴史に触れるのもPITTI視察の見どころの一つです

旧市街の裏路裏に迷い込んでしまった1枚
石畳がどこまでも連なる迷路のような旧市街

のんびりとした街並みはイタリア人の気質そのままのよう

スコフィールド＆スミス視察
イギリスの伝統的な服地製造卸を行う老舗の新しい歩みを取材しました

昔は沢山の服地を製造して世界中に輸出していたそうですが、
今では、良い材料を使った高級服地素材のストックをカット生地として提供しているそうです。
世界樹のテーラーが顧客で、素材にこだわり伝統的なイギリス生地を製造販売する数少ない メーカーの一つです。

最後にランチでのアンティパスト（前菜）です。
イギリス北部地域でナポリ料理を頂けるのはラッキーでした。

レポート/文　ＦＩＶＥＯＮＥ　代表　森俊彦