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FIVEONE オトナの流儀14【ゲスト:大藏基誠 大藏流能楽師狂言方】

FIVEONE オトナの流儀 / FIVEONEが提供するラジオ番組
【ゲスト:大藏基誠 大藏流能楽師狂言方】
プロフィール [Profile]
名前大藏基誠(オオクラ モトナリ)誕生日1979年3月3日星座うお座出身地東京血液型A型身長183cm特技殺陣・ベース・サッカー

25世大蔵彌太郎の次男で24世大蔵彌右衛門と父に師事。4歳8ヶ月で「以呂波」にて初舞台を踏み、今日までに「末広がり」「那須の語」「千歳」「三番三」「釣狐」を被く。小・中・高に出向き狂言を楽しませる学校狂言を展開し若い世代に伝統芸能の楽しさを伝える。その独特なトークで今までになかった伝統の楽しみを発見出来ると生徒達からも人気がある。

2004年に初めて団長としてマレーシア公演を企画し海外への狂言普及に勤める、国内では2005年に初めて自主公演「さくっと狂言」を企画し初心者でも楽しめる伝統芸能としての舞台を作り上げる。

2011年には、狂言とpartyを融合させた『kyogen lounge』を企画。ホワイエにDJブースを設置して音楽と伝統の融合をはかる。狂言が奈良発祥という事もあり奈良での活動に力を入れ奈良市長より奈良観光大使を任命される。伝統を重んじながらも時代の流れにのり柔軟な姿勢で狂言の普及活動し、その幅は狂言だけでにとらわれず様々なジャンルとのコラボレーション等と日本の文化の新境地を開拓していく。

活動を狂言から舞台や映画など幅広く活動し2015年上演の映画「日本のいちばん長い日」で徳川侍従役を勤め自身の新たなる可能性を追求。

大藏基誠 公式ホームページ:
http://www.motonari.jp/
https://www.kyogen.info/

狂言の歴史に関してのお話、狂言の舞台の特徴、どういう風に狂言を学んでいったかなどについて。

MC:狂言の歴史などについてお伺いしてもよろしいでしょうか。

ゲスト: 歴史的には650年前くらいにできた演劇になります。狂言師という言葉を耳にした方もいらっしゃると思うんですけれども、正確にはそれはメディアが作った言葉になります。能楽師狂言方が正式名称になります。狂言というのは今現在、大蔵流と和泉流の二流があるんですけども、昔は3つあって今は途絶えてしまったんです。

狂言の他にお面をつけて歌いながら舞うという世界の能というのがあるんですけども、この能と狂言を合わせて能楽と言います。

MC : 大蔵流の演目の数はどれくらいあるものなのでしょうか?

ゲスト : 全部で180と決まっているんです。明治維新の時にその数字に制定されたんです。

狂言の特徴や、狂言に含まれる深い意味合い。

MC : 狂言と他の芸術の違いは何でしょうか?

ゲスト : 昔ながらの言葉使い「大和言葉」を使って展開していくところですかね。一番有名な演目として附子というのがありまして、わかりやすく言いますと、人間の弱さを描いている作品が多いことが特徴です。

人間の弱さというのは昔から同じ部分なんだなということがわかってとても面白いです。

MC: 聴いたところによりますと、狂言と言うのは舞台の上で人が亡くなることはないとお聞きしたのですが。

ゲスト: はい。狂言の舞台では、切りかかるとこまではあるんですが、トドメは刺しません。これは、仏教での最後は許す気持ちを持ちなさいとの教えからきています。その点において、狂言はある意味、平和の演劇だと思っています。

狂言をどのように勉強してきたかや、今現在行なっていること。

MC: 狂言の中の言い回しや、リズムはどのように覚えていったのでしょうか?

ゲスト:完全に父からのおうむ返しですね。父が言ったものをそのまま真似するという形ですね。また、私には息子がいまして、既に何回か一緒に舞台に立ったこともあります。

MC:大蔵さんは狂言ラウンジを主催されていますが、これはどういったものなのでしょうか?

ゲスト: 渋谷のセリルアンタワーでDJイベントをやっています。

アスコットタイについて

スタイリスト 亀山純 : アスコットタイとは、ネクタイよりもボリュームがあって、首元にエレガンスさが出るアイテムです。
そんなアスコットタイに合うシャツがあります。ウィングカラーや、イタリアンカラーなどのシャツです。ウィングカラーの場合ですと、カラーの上に結ぶやり方があります。普段使いでは、少しドレス過ぎてしまうので、カラーの内側で結ぶなどのやり方がオススメです。

上級者の場合は、ネクタイの結び方で、アクセントとして使用していただいくこともオススメです。首元にとても立体感が出ます。

カッコいいオトナとは・・・ 包容力がある人

ゲスト: なににも動じないというか、なんでも包み込んでくれるような人ですね。