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知っていますか? IL PULEDROのローファー

 

こんにちは。

銀座店の米山です。

 

8月もいよいよ終盤、全国的に残暑に喘ぐ日々ですが…

皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

 

さて、厳しい暑さに疲れ切った体はそう簡単に紐靴を受け入れてはくれなく、ローファーにおんぶにだっこ。

そんな紳士もいることと思います。

 

スーツ、ジャケパン~オフのカジュアルスタイルまで幅広くフォローしてくれるローファーですが、

少し前までは「学生の靴」というイメージが強く、大人の日本人男性の市民権はあまり得ていなかったように思います。

 

しかし今では数多のファッショニスタによるSNSや、有名ファッション誌などで目にする機会も増え、

定番になっているのではないでしょうか。

 

そこで意外と知らないことも多いローファー、わたくし米山がちょっとこれはと思うポイントをお話しします。

 

ローファーという靴

 

「履くだけでなんかおしゃれ感」代表のタッセルローファー、そして「ローファーといえばこれ」なペニーローファーがよく目にします。

 

まずタッセルローファーのタッセルですが、これは実物見たまま、房飾りのことをタッセルと言います。

フランスなんかの宮廷や宮殿のカーテンや服についてるアレです。

 

当時、タッセルは装飾品としては定番だったようで、あらゆるものにつけられていました。

実は靴もそのうちの一つですが、ヨーロッパで房飾りのついた靴はほとんどが紐靴だったようです。

 

時は進み1948年、タッセルローファーはアメリカで誕生します。

あの見た目からしてアメリカ発祥というのはやや意外ですがデザインソースはヨーロッパ、それを元にアメリカの有名紳士靴工場が作ったのが最初だそうです。聞くと納得のルーツですよね。

 

一方ペニーローファーは1920年代後半、ロンドンとノルウェーの2地域が起源というのが一般的な見方のようです。

 

現代の形になり流行したのは1934年、これもアメリカの老舗靴メーカーが出したのがきっかけで大流行を博します。

アイビールックの定番アイテムとして日本でも人気になり、学生靴の定番として根付きました。ところが学生のイメージが強く、社会人で持っている人が少ない印象があります。

 

しかしながら、かつてはスーツにもジャケパンにも使われた靴ですから、使ってみると随分しっくりくるのも事実。

 

ぜひ試してみて下さい。

 

 

IL PULEDROのローファー

IL PULEDROでは昨年よりローファーのカラーオーダーをスタートしました。

 

型は2種類、先ほど紹介したタッセルローファーとペニーローファーです。

IL PULEDROのオーダーシューズは基本すべてグッドイヤーウェルテッド製法ですが、このローファーはボロネーゼ製法という作りになっています。

 

マッケイ製法の派生の作り方で、中が袋仕立てになっているのが大きな特徴です。

包み込まれるような優しい履き心地と、ボロネーゼ製法ならではの返りの良さがローファーという靴にとてもよく合います。

 

イタリアにルーツのあるIL PULEDROだからだせる大人のローファーに仕上がっていて上品で色っぽいです。

ペニーローファーに関しては学生感が見事になくなりスマートで艶やかさすら感じます。

(サイズは5 1/2~9 1/2まで。全サイズ2Eのみのご用意です。また5 1/2~7、9 1/2のサイズゲージはお取り寄せとなりますので、予めご予約下さいませ。)

 

 

革は国産のものからデュプイ・サドルカーフまで幅広くご用意しております。

価格は

レディーメイド¥49,000+tax

カラーオーダー¥53,000+tax~

こだわりの製法・完全受注生産のためカラーオーダーの場合はご納品までに3ヶ月ほどいただいておりますので、是非お早めにご検討くださいませ。

 

詳しくは銀座店までお問い合わせください。