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ジャケットの顔はいかにして作られるのか。

ファイブワン大阪本店、本間です。

今日は私が以前、ファクトリーで担当していた

縫製の前返し工程についてご紹介したいと思います。

簡単にご説明いたしますと、

前返しとはジャケットの顔となる

ラペル部分を作る作業になります。

この作業では見返しラペル部分に緻密に計算されたゆとりを入れます。

ファイブワンのジャケットをご覧頂くと、

ラペルがふんわりとエレガントにロールしているのが

お分かりになると思います。

ここからより専門的なお話ですが、

上から見返し、芯、前身の順でロールしています。

この時、一番外側である、

見返しラペル部分には、

その時々において適切なゆとりが必要になります。

オーダー物は一点ずつ、

生地、芯、衿巾が違いますので、

それらも考慮して作業いたします。

ジャケットの顔となる部分の工程ですから

ここをおろそかにすれば

不必要なしわが発生したり、

または、立体感を失った貧相な顔つきに仕上がったりもします。

20150704orderjacket_1_R.JPG


この写真は綿50%麻50%のダブルブレストです。

前身には毛芯が入っております。

20150704orderjacket_2_R.JPG


次の写真は麻100%のダブルブレストです。

前身には毛芯がなく、

ラペル部分を除く見返しにのみ薄い綿の芯を用いています。

この2着はラペル幅も素材も似てはいますが、

内側にある芯の違いで微妙にゆとり量が異なります。

もし適切なゆとりを入れないとそっくりかえったり、

ラペル端から折れ線にかけてしわがでたりします。

ラペルはジャケットにおける顔とも言われるくらい重要な部分です。

ファクトリーでは、これからもお客様に満足していただける

商品を作っていきたいと思います。