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本格的に寒くなる前に

こんにちは

本日は12月13日。

正月事始め・煤払い・松迎え等呼び方は地域で違いますが、
昔はこの日に門松やお雑煮を炊くための薪など、
お正月に必要な木を山へ取りに行く習慣があったそうです。
今年もあと20日を切っておりますが、皆様やり残したことなどないでしょうか?

年内の納品はもう間に合いませんが、
2月・3月という一番寒い時期のスーツのご注文は、まだまだ間に合いますよ。

というわけで本日は、秋冬生地の定番、「フランネル」のご案内です。
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フランネルと言えばフォックスブラザーズ社に代表される様々なブランドが扱っている
毛羽感が特徴的な生地で、日本では通称「フラノ」とも呼ばれます。
「フラノ」と「フランネル」の使い分けは現在ほとんどありませんが、まれに古い資料では
別の生地として扱っているものもあります。
しかしその定義も資料ごとで違っていたりするので、やはり明確な使い分けはないと
考えてよいかと思います。
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フランネルは生地の見た目と渋い雰囲気からして最初から秋冬用の紳士服地として
生まれたように思われがちですが、もともとは英国の貴婦人が着る
「肌に直接触れる服の為の生地」として18世紀頃にウェールズで生まれたそうです。
それまでの毛織物はどうしても直接着るには肌触りが悪かったので、
ほんのり毛羽立たせた柔らかい質感になったというわけですね。

その後フランネルは徐々に改良されてスポーツウェアに使われるようになり、
テニス・フランネル、クリケット・フランネルなどスポーツの名前をもったフランネルが
作られるようになっていきました。
数年前からイタリアのドラゴ社が出している「ラグビー・フランネル」シリーズも、
こういった由来があったからこそのネーミングなのでしょう。
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その頃はまだ柔らかさばかりが重視されコシのない生地が多かったですが、
現在はコシのあるフランネルも生まれトラウザーズ用としても使われるようになりました。
その時々で求められる機能によってどんどん生まれ変わっていく生地、
それがフランネルなのでございます。

さて、これまで「秋冬生地」、「カントリーっぽい」「おじさんくさい」なんて
イメージを持っていられた方も、スポーツウェアとしてのルーツや、女性用の生地としての
ルーツを知るとまたフランネルが違ったものに見えてきませんか?

私は、天然素材しかなかったころは雰囲気や暖かさよりも
「機能美」としてフランネルが注目されていたというのがなかなか興味深いなと思います。
現代のフランネルは梳毛・紡毛どちらもあるだけでなく、暖かさ重視の生地から
動きやすさに重きを置いた生地等本当に多くのバリエーションがありますので、
興味をおありの方は是非一着はお持ち頂ければと思います。
普段フランネルを着ないからいきなりオーダーはハードルが高いという方は、
絶賛開催中のセール品のサンプルスーツでお試し頂くのも良いかもしれません。
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皆様のご来店、こころよりお待ちしております。

ファイブワン大阪本店 中村

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