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実はロマンチックなアイテム

こんにちは

急に暖かくなりましたが、皆様お体は崩されていないでしょうか?
本日は暖かくなろうがならなかろうが、紳士にとっては必需品の、
ハンカチーフのお話を致します。

ハンカチーフを英語で書くと「handkerchief」となり、
これはhand、ker、chiefに分解され、それぞれ
「手」「包む」「頭」の意味です。
ハンカチーフはもともと、
「手で持ち歩く、頭を包むための布」だったのです。
これだけではよくわかりませんので、こんな説をご紹介しましょう。

 
まだひと昔前、ナイトや騎士道という言葉が
リアルに使われていた時代のことです。
身分の高い女性が男性に恋心をほのめかすために、
戦場に向かう前に四角い布を渡し、これを男性は兜の中にしまいこみました。
この頭を包む布「カチーフ」を普段から持ち歩くことが貴婦人たちの
ファッションの必需品となり広まっていったそうです。
手にもって携帯するカチーフ、ハンカチーフの誕生です。

「偶然落としたハンカチを拾ったのがきっかけで男と女が恋に…」という
よくある展開も、恋人同士をくっつけるという意味では
とても正しい使われ方なのですね。
なんともロマンチックなアイテムです。

ちなみにこのハンカチーフ、基本的にはポケットチーフとは別物とお考え下さい。
ハンカチーフを少しカジュアルなポケットチーフとしてつかうことはできますが、
ポケットチーフは繊細なものが多いですし、特にシルクのポケットチーフは
ハンカチーフとしてあまりおススメしません。

 

しかし英国テーラーの重鎮、ハーディエイミス氏は
「胸ポケットのチーフは使われているようにみえることが一番大事だ」と
自身の著書で説いています。
鼻をかんだばかりのような雰囲気に見える方が粋であり、
実際使うハンカチーフと、胸ポケットに見せる用のチーフを入れる事は
彼に言わせれば「男が見せる最もださい(naff)しぐさ」であるそうです。
「シルクのチーフで鼻をかむのはむちゃなことと思われるだろうが、
論じているのは経済的な事をでなくスタイルなのである」と彼は
言っています。

なるほど、それで防汚性の強いリネンがポケットチーフによく使われるのですね。
ただ私には、これが本場だと言われても少しワイルドすぎる様に感じます…。

私はむしろ、紳士なら3枚ハンカチを持つべしと日本の師匠に教わりました。
実際手をふくためのハンカチと、ポケットチーフと、
女性が泣いている時そっと差し出すためのハンカチだと。
師匠にとって実際にそれが役に立ったことがあるかは定かではありませんが、
師匠の”常に備える姿勢”に感動した次第です。

というわけで、自分のスタイルにあった使い方であれば、
エイミス氏流でも日本のお師匠流でも、はたまた全く別の使い方でも
OKだと私は思います。
ハンカチーフの扱い方ひとつとっても個々の考え方やスタイルがでるのが
紳士服の面白いところなのかもしれません。

 

最後に少しだけ商品のご紹介です。

ファイブワンで扱っているプリントシルクチーフは、
イタリアのシルク産業で有名な街、コモのチーフです。
繊細で柔らかい雰囲気、このお値段ではなかなかないですよ。

チーフ サンプル

¥5,800-(税抜)

エイミス氏流に鼻をかむにはあまり向きませんが、
胸元を彩るには抜群の効果を発揮してくれます。

是非一度、手に取ってみて下さいね。

 

大坂本店 中村

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