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スキャバル生地紹介 ~THE ROYAL(ザロイヤル)~

こんにちは

本日ご紹介するのは次回のフェアの対象の生地でもある、
『THE ROYAL(ザロイヤル)』シリーズのご紹介です。

フェアの内容はこちら

スキャバルコレクションの中でも大変人気があり、クラシックを押さえつつも
今の空気感を取り入れ、程よい色気が魅力的なコレクションです。

ロイヤルシリーズの魅力をお伝えする為に、まずは生地の品質の話によく出てくる
「スーパー〇〇」という表現の説明からさせて頂きます。
ちょっとマニアックな話になりますが、どうぞお付き合いください。

 
さて、スーパー〇〇という表現ですが、
これは生地を構成する繊維の太さ(繊度)を表す数字です。
糸の太さを表す「番手」とは別のものでございます。
ちなみに一般的なスーツ地は毛番手の60~80番手くらいで、
それ以上でもそれ以下でもある種の特殊生地であると言えます。
番手に関して掘り下げると大変長くなるのでとりあえず、

・番手とは「重さに対しどのくらいの長さがあるのか」を一定の計算式で表した「糸の太さの目安」である
・基本的に数字が大きくなるほど糸は細くなる

ということだけ覚えて頂けると良いかと思います。

さて、ひと昔前までウールの品質は、
「ファインウール」とか「エクストラファインウール」という表現が多かったのですが、
これだと具体的な品質がわかりづらいという問題があり、
近年ではこのスーパー〇〇という言い方がウール生地の品質の表現で一般的になっています。

18.5ミクロンの繊維をスーパー100s’と言い、0.5ミクロン繊維の太さが変わるたびに
スーパー表示は10変わります。
18.0ミクロンの繊維であればスーパー110s’、17.5ミクロンの繊維であればスーパー120s’という具合です。
糸の話をするときは「スーパー120s’の原料でできた80番手の糸」、という感じになります。

糸を構成するためには、強さや風合いを作るのにちょうどよい繊維の構成本数が決まってくるので、
高番手の糸を作る為には必然的に細い繊度の繊維を使うことになります。
糸の細さは触ったときの滑らかさや見た目の高級感にも繋がりやすいので、
メーカーは高品質をな生地のイメージをつける為に、
スーパー130’、スーパー150’と繊度の細さをアピールすることが多いです。

しかしこのスーパー表示はあくまで目安でしかなく、
本来生地の品質はやはり生地を見て、触ってみないとわかりません。
一流メーカーのスーパー110’の生地が、他社のスーパー130’の生地より
しっとりして柔らかい感じがするということもままありますし、
安直に比較されるのを嫌ってスーパー〇〇という表示をしないメーカーもあります。

また繊度が細すぎるとアイロンで造形していくのが難しく、一流の職人に仕立ててもらったとしても
「生地が主役の服」になってしまい職人の技術が発揮できないこともあります。
柔らかすぎる糸ではどうしても耐久性が悪くなり、その辺りもせっかく仕立てたスーツを
長く着てほしいと考える職人に嫌われる理由の一つになります。
そんなわけで、決して良いスーツ=高番手の高級生地のスーツではないということは、
しっかりご理解頂きたいです。
大切なのは仕立てたときに美しいかであり、どこのブランドの生地だとか
生地のスペックがどうだということはあまり意味がないと私は思っています。

 

以上、長々と前置きをしましたが、このことを頭の片隅に置いて頂きつつ、
そろそろスキャバルの「THE ROYAL(ザロイヤル)」シリーズのご紹介を致しましよう。

スキャバル

まずこの「THE ROYAL(ザロイヤル)」シリーズ、
快適なミディアムウェイトに仕上げたスーパー100s’ウールで仕立てやすく、
自然な弾力性と耐久性・防しわ性に優れています。

スキャバル

スーパー140s’以上の細い繊度の生地が沢山ある中、わざわざスーパー100s’であることを
アピールしているところが、なかなか渋いなぁと思ってしまいます。
「分かりやすい高スーパー、高番手表示に惑わされずにうちのTHE ROYALを見て下さい」と
スキャバルに言われているような気がします。
同時に、「貴方が通ならこの良さがわかるはずだ」というスキャバルの自信が感じられます。
美しい色柄も合わさって仕立て映えについつい期待が膨らんでしまいますね。

スキャバル
また、柔らかな手触りで、四季を通じて長期間着用できるのも魅力的です。
クラシックへ回帰するスーツスタイルの現在において、
「THE ROYAL」シリーズならきっと貴方にとってのいい一着が見つかるはずです。
ご興味を持っていただいた方はぜひ一度店頭まで見にいらして下さい。
カタログスペックだけでは見えてこない美しさがきっと伝わることでしょう。

大阪本店 中村

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