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【AW生地紹介】キャメルの生地のご紹介です。

こんにちは
朝夕はやや寒く、日中はぽかぽかと暖かい日が続きますね。
気温の変化が激しい時期ですのでどうぞ皆様体調管理にはお気を付けください。

本日は、これからのシーズンに嬉しい”気温の変化に強い”コート生地のご紹介です。

camel ラクダ
こちらはキャメル100%の生地でございます。
このキャメルとはラクダ色のことではなく、文字通りラクダの毛100%という意味です。

ラクダの獣毛生地というと日本人にとってはあまりなじみがないかと思いますが、
特に欧州では高級天然毛として高い評価を受けております。
主に中国、モンゴル、チベット、イラクなどのフタコブラクダから採れる毛を使いますが、
生産量は極めて少なくウールの0.1%強ほどと言われております。
ちなみにヒトコブラクダの毛は太く短い為織物には不向きなので、
使われるのはフタコブラクダのみです。

camel ラクダ

キャメル最大の特徴は、年間の寒暖差が80度以上もあるような厳しい環境を生きる為に
進化した毛の作りです。
ラクダの毛は、中心にたくさんの穴がある多孔質繊維となっており、
十分に空気を含むので保温性がウールと比べてもかなり高く、
高級毛布などにも用いられます。
また、この空気を含む性質の為肌触りが軽く柔らかい印象になります。

同時に、この多孔質繊維は吸湿性と発散性にも大変優れております。
放湿力はウールの2倍とも言われておりますし、
吸湿性に関しては現在世の中にある天然繊維の中で最も高く、
40%前後の水分を吸っても濡れ感がないとされています。

暖房が効きすぎた部屋に入って少し汗をかいてもすぐに吸収、発散してくれるので
体を冷やしてしまうような心配はなさそうです。

camel ラクダ

繊維の細さ自体は僅かにカシミヤより太いですが、
シルクのような光沢が出て大変ラグジュアリーな雰囲気になります。
ファイブワンでも扱っているポロコートは現在では仕立てられる素材は様々ですが、
起源としてはこのキャメルで作られたものをそう呼んでおりました。
ポロ競技者の待ち時間用ウエイトコートを、ブルックスブラザーズが
この名前で売り出したものですが、確かに汗を吸いつつ暖かく体を冷やさない
キャメルはピッタリの生地と言えますね。
ちなみにポロコートはその後観戦客の間で広まり、1950年代にはアメリカで
アイビーリーガー達の間で流行したためトラディショナルコートの代表となっております。
そんな素晴らしいキャメルですが、高級繊維故お値段がはることがやはり最大の弱点でしょうか。
また、染色しづらくキャメルそのものの色が使われることも多いですが、
近年は技術も進歩し、それ以外の色の生地もございます。
「普通のコートは大体持っている」という着道楽な方は、
是非一度この天然の超機能繊維の実力を体感してみてください。

 

皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております。

ファイブワン大阪本店 中村

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